その7


ぐりーんぐりーん。
法面も完全に苔化してしまっている。

てかこの横の平場も気になる…


そして段々藪が…


藪が…


ぬおっ!!


橋かっ!!
しかし容易に接近できないような施しがされている。
よくよく見ると有刺鉄線まであった。引っ掛かりまくる。


慎重にクリア。
この先は歩きやすそうだ。


ガーター橋か…
そしてこの長さ。
多分ここは水根線廃線跡の有名スポット。あくまで「下から見た」アングルが…
この荒れ様、当分訪問者はいなそうだ。

ふと下に目をやる。


せ、線路?!

なにこのジェットコースター張りな軌道は…


こういうことか…
農家の人が多分山登るの大変だから、それを簡便にする為に敷いた本当の意味での「私鉄」だろう。
すげーもん見ちまった。あわよくば車両も見てみたかったけど、こんなとこから撮影してたらマジギレされそうだからさっさと行くことにした。


流石に植物は生えていない。
はじめは脇の保線用通路を歩いたが、これも薄っぺらい鉄板。これも腐ってたら死ねる。
というわけで補助レールとレールを交互に歩いたが、心臓に毛が生えてない人はここを渡るのは断じてオススメしない。


下界への風穴。


ズゴゴゴゴゴゴ…


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