その10


第五小留浦トンネルだけではあったが、出口付近になると泥が堆積していた。土だけではなく、レール上ですら。
よくわかんないチョコレートデコレーションではあったが、その上に足跡が残ってるのは面白かった。人間の足跡も、氷川→水根方面に一人分確認できた。同業者だろうか。

…ってかさ、これ


にゃ?!


振り返ってパシャリ。


抜けるとまた橋だか築堤だかになっており、国道の橋を見ることができた。
多分だけどこの橋だ。


そして第四小留浦トンネルが待っていた。

問題は抜けてから発生した。


杉の倒木群…

これは歩きづらかった。さすがに。しかも何気に橋梁の上だから迂回もできないし…
杉の木の上をジャンプしながら動くしかなかった。
しかも一回ここで靴脱げてめんどい所にはまって…


振り返ってパシャリ。坑口は第三小留浦トンネルです。
ここだけ地盤貧弱だったのかな。


第四・第三小留浦トンネルの間の橋梁。


第三小留浦トンネル。短いトンネルだ。


そしてすぐに第二小留浦トンネル。これも短い。


ふと谷側に目を遣る。

山の中腹に何か、何かあるぞ…


万・里・長・城!!

あ、あれ道なの?!
なんて所通してんだ…


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