その4


何と言うことだろう。
対岸には確かに次のトンネルが見える。
しかし、そこに行く鉄路は失われていたのだ。
それも、多分作為的に。

さて、どうしようか。




下には沢があるようで古い石垣もある。
すぐに、左脇にすかさず踏み跡を見つけた。
マニア道だろうか、作業道だろうか。ご丁寧に樹木にワイヤーまで結びつけられてた。


なに
これ渡れって?!

3歩あたりであきらめたw
下の沢をそのまま歩くことに。この石垣ならよじ登るのも簡単そうだし。


ど、土石流の跡か…
すすすすげーなこれ…


というわけで対岸到着。
清水トンネル側を向いてみるが、季節柄か植物に覆われて何も見えない。
もしも氷川側から歩いてきてたらここでテンパてった自信がある。


すぐに次のトンネル。
第二板子屋トンネルというようだ。
また出口が見えない…


出口。残留物が目立つ。撤去された橋のものだろう。
結構曲がっているトンネルだった。


木製の電柱が残っていた。
レトロでいい感じだ。


間髪入れずに次のトンネル。
第一板小屋トンネル。直線なので出口が見える。


おあー、出口土砂崩れってますね。


振り返ってパシャリ。
コンクリ補強されてない石垣は弱い。


線路という鉄にすら生える地衣類。


そして地上区間は少ない。
すぐに次のトンネルが待ちかまえる。
残念ながら銘板が埋没していたためこの隧道だけ名前がわからなかった。


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