その2


今度はぬかりなくライト装備。
中山トンネル(仮)を先へ進む。



「トンネル内の照明は午後7:00に消灯しますのでご注意下さい。 奥多摩町」

なんだよこれ、って思ったら、どうやらこのトンネルは「奥多摩むかし道」という遊歩道として開放されていたようだ。
ただ、それも過去形となり、今はもう照明がつくこともないらしい。


待避スペース。


長かったトンネルもようやく終わりに近づく…
とともにやたら水音がうるさくなってきた。どうやらどこかで浸水しているらしい。
と思ったら、結構派手な浸水だった。何カ所も。これ結構やばいんじゃね??と思いつつ。

この写真、やけに外の灯りが隧道内に反射しているが、水が浸みているせいだ。


抜けた。振り返ってパシャリ。
遊歩道らしく転落防止の柵が施されていた。
遊歩道はここで終わりで次のトンネルに行くためには柵を越えなければいけなかった。


この場所は築堤になっている。氷川側から国道で来る時、中山トンネルに入る手前の所なのだが、結構重厚な築堤なのではっきりと確認できるはずだ。


次のトンネルがお出ましだ。第二桃ヶ澤トンネル。
錆びたレールもはっきり残っている。


隧道内部にはこんな線が。
多分、照明の跡かなんか。


多少カーブしてすぐに出口が見えた。出口にはちょっとしたバリケードがあるようだ。


出口寸前になるとなんかこんな蔓植物がたくさん侵入していた。
これってオレが通った瞬間に動いてオレを縛り付けて補食されるんじゃ…なんて被害妄想が…



脱出。
木漏れ日が気持ちよい。


にゃーーー!!
これが廃線50年の自然か…


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