その13


時は戻り、第一次探索の時。
中山トンネルを諦めた後、来たのは氷川だった。氷川側からこの廃線を見てみよう、ということで。
何気なく入った日原街道からトンネルが見えた。


きっと氷川第一トンネル。
そんなわかえで、ここのアプローチを探す。


トンネルの下は閉まっていた釣り場の駐車場になっていた。
此処に車を停め、オレはこの斜面を登ることにした。
同行していたテラえもんが半ばあきれながらオレを見ていた。


それにしてもこの奥多摩のラピュタ、神々しさすらオレには伝わってくる。


はいやってきましたー!
氷川第一トンネル。(レポ的には)最後のトンネルです。


蜘蛛の巣を申し訳ないながら破壊して、内部へ。


内部は資材置き場になっているようだった。


何かの車両が置いてあった。
軽い資材を運ぶための軽車両であろう。
更に先へ行こうとしたが…


やばい!
電灯がついてる!!

メチャクチャ現役だったようだ。
しっぽ巻いて逃げてきた。
おかげで、ブレた。


戻り側。鬱蒼している。


とりあえずトンネルを脱出し反対側の行ける所まで行くことにした。


何だろう、架線をつけるスペースだろうか。
電化の用意はギリギリされていたようだ。
似たような遺構は他の橋では見られなかったが。


先へ進むとそのまま民家の裏庭に直結していた…

これはまずい!

しかも家からは人気があったからそりゃもう…


どうにかスルーし(マジ緊張した…)
下を通っている道路を跨ぐ。


下から見るとこんな感じ。


そして…


今私はこの橋の上にいる。
水根線最大のハイライト、という人も多いだろう。
「鉄道廃線跡を歩くV」では裏表紙にもなっている遺構だ。


下を見るとこんな感じ。


橋の上のくせに藪が深い。
そして渡りきると


おえっぷ!

超藪…
服に変な種子いっぱいつくし…


そして、氷川第二トンネル、氷川側坑口はこうなっていた…

閉塞!!

倉庫として転用されているようだ。
それにしてもこの上にある蛇みたいな管何?!
キノコ栽培の為の換気口??それとも…


仕方ないので来た道を戻った。


また民家裏を通るのはいやなのでこの右下の斜面を強引に降りて公道に帰還。
テラえもんと合流、散策を終了した。


大分長いレポートになってしまいました。
写真も168枚…笑

とりあえず、初心者にはなかなか手頃な本格的な廃線跡ではないかと思います、はい。


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