その4

広島県竹原市 2008年4月上旬














それでも島内はそんな時代があったことがまるで虚実かのような平和。
廃墟から一歩離れたら、この島はシャングリラのような景色が広がる。

国民休暇村があり、レンタサイクルがあるというので借りてみた。
120分400円だそうだ。


とりあえず重い荷物は預け、一脚とパンフレットだけ持っていった。
島内至る所に遺跡が残っているらしい。

とりあえずこのチャリを「秘密兵器ピンセットくん15号」と命名。


これは毒ガス貯蔵庫。


この台座の上にタンクが置かれ、毒ガスがパイプで輸送されていたようだ。


さっきの写真は観光資源としてのこされてるようだが、道を一歩はずれて捩じ登った所にも残っていた。


造りは同じようだ。


奥にもまだ若干あったが、閉塞されている。


道なき道をもう少し上に登ってみる。
廃道歩きよりもタチが悪い。

しかし、やはり残っているものはあった。このように赤煉瓦や


コンクリートの残骸など。


昔はこの辺りにも建物があったんだろう。
恐らく「長浦工場群」か「製品貯蔵庫跡」だと思われる。


瓶の散乱も発見された。
これ…当時のだったら大変だ。。。


タイルもあった。
ほんとにこれ戦時中のなのかな?

でもそうじゃないとしたら、
こんな誰もこない山藪の中にあるのもおかしいし…


踏み跡を見つけた。これを使ってとりあえず降りる。

結局激枝になってしまって通りづらかったが、夏場になったらまず接近は不可能だろう。

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