その2
なんということだろう。
ただ、天から地を見下ろしている。これだけのことなのに。
この現世から隔絶された絶望の景色は何なんだろう。
朽ちた天井。
振り返るとそこにも絶望があった。
雪花が咲いていた。
機械室へ行こう。
(クリックすると拡大します)
これは現実なんだろうか。
こんな被写体がこの世に存在していいのだろうか。
こんな雪の中で、白い花は凛と咲いていた。